学びの場としての農園(菜園)

生き物と触れ合える収穫体験を

 従来、農園は、食料を生産する場でした。
 でも、今では、農園は、学びの場として脚光を浴びるようになってきました。
 たとえば、子供たちの収穫体験など体験学習にも利用されています。

 今の子供たちは、リアルな世界での実体験(遊び)の機会があまりありません。
 そして、型にはめられ、好奇心や感受性などの芽も摘まれています。
 そのため、自尊感情(自己肯定感)を養っていけません。
 それが、様々な問題行動につながっています。

 これからの社会を考えると、さらに不安になります。
 近未来は、私たちの想像をはるかに超えた世の中になっていることでしょう。
 そのもとには、AI(人工知能)やVR(仮想現実)などの技術の進歩があります。
 そういった環境が、私たち自身(脳など)も変えられていくことになります。
 そんな中で、私たちは、いかにしてアイデンティティーを保っていけるかです。

 人類は、自然からどんどん離れていきます。
 そして、私たちは、形式化した社会、人工物に埋もれていきます。
 これからは、仮想の世界に逃避していくことになるのかもしれません。

 そんな中で、守っていかなければならないのが里山や農園など身近な自然です。
 そして、耕作放棄地を菜園として、復活していかなければなりません。
 リアルな自然を体験できるような菜園をです。

 そんな菜園(農園)は、子供たちのかっこうの遊び場になります。
 子供たちは、遊びを通して多くを学んでいきます。
 子供には、生まれながらにして生きる力が備わっています。
 そんな力を引き出してくれるのが自然です。
 草花や昆虫など、多様な生き物が、子供たちの好奇心を大いに刺激してくれます。
 そして、子供たちは、なぜ、どうして、を突き詰め、探究心も培われていきます。
 自然は、不思議や感動もいっぱいで、豊かな感性も磨かれていきます。
 子供たちの未来のためには、生き物と触れ合えるような菜園が必要なのです。